ローコストで建築するポイントは?
品質を維持しながらローコストで建築するためのポイントは?
「無駄なし住宅」「合理化住宅」の具体化です。
その一つは、決められたお金と床面積をどう配分するかです。
この説明の前に、次の2つの知識を共有しましょう。
知識1.
木造住宅は25年で建替えといけない、30年過ぎれば価値はない。こんな話 よく耳にします。これは、耐久的な寿命についてではなく、構造的の寿命についての一般論と思われます。
古い木造住宅の間取りは、今の生活にマッチさせにくいのです。大規模な間取りの変更はお金がかかるし、かつ理想の間取りにリフォームするのが難しく、その結果建替えという選択が発生しています。
木造住宅でもしっかりと水の管理をすれば、耐久的には50年は十分に使用できます。
日本の伝統建物は何百年も日本の気候の中で建ち続けていますから。
知識2.
マイホーム取得時のご家族の年齢構成は、第一子が小学2年生か3年生が1番多いという国土交通省のデータがあります。
実際にマイホーム取得者の家族を見るとデータに近い状況です。
つまり、皆さんがマイホームを持つ時のスポットライトはお子様を照らしています。お子様が主役のマイホームになっています。
二つの知識のご理解が頂けましたか?
では本来の説明に入ります。
もし、木造住宅が50年使用可能とすると、
お客様が、マイホーム50年使用する仮定すると仮定すると坪いくらで、何坪の家を建てるという考えをチョット脇に置いてください。
ここからは一緒に考えてみてください。
決めた予算の中で、各部屋にいくらお金と面積を配分するかを考えてみましょう。
50年間使用するリビングにいくら配分しますか?
一般的なら、小学3年生から高校卒業までの10年間使用する子供部屋にいくらのスペースとお金をかけますか?
50年使用するリビングと10年使用する子供部屋、面積をどう配分しますか? 大きな子供部屋必要ですか?
どちらも坪単価同額でいいですか? リビングにお金かけませんか?
この問いを、お客様と考える。
これが「無駄なし住宅」「合理化住宅」の配分の考えです。
次に、機能・性能と価格の話をします。
例えば、キッチン
調理台の高さが、70cm、75cm、80cm、85cm、90cm
と5種類あるのを知っていますか?
調理をされる方の使いやすい高さがJISで5段階準備されています。
10年前の最新のキッチンと今の標準のキッチンどちらが高性能でしょう?
価格はどれだけ違うでしょうか?
今、最新・最高性能でも10年すればもしかしたら性能は標準以下かも、合わせて、残念ながら歳をとると背が縮みます。
調理台の高さ10年後、20年後使いやすい高さでしょうか?
最新高性能キッチン価格は驚くほど高額です。
でもよく考えてみてください、永く使う間の性能のこと、調理台の高さのこと、当社のお勧めは、標準的で安価なキッチンを計画的に更新していくことです。
お風呂も同じです。
若いときは足を伸ばして、子供たちとゆっくり入れる大きな浴槽がいいですね。
でも歳をとると、家庭内事故(溺死)の危険が大きくなります。
50歳を過ぎたら、もし、お風呂で心臓や脳に異変があっても溺死しにくい、溺れにくい足を少し曲げて入るお風呂が安心です。
ですから、最新のとっても高いお風呂より、年齢とともに安心なお風呂に更新していくことを前提としたお風呂選びをお勧めします。
ここで、
もう2つ知識をお伝えします。
知識3.
平屋と2階建の有効床面積について
総2階30坪(1階15坪、2階15坪)の有効床面積を計算してみましょう。
ここで階段部分の面積(平均で1.5坪)とすると
1階の有効床面積は 15坪-1.5坪=13.5坪
2階の有効床面積は 15坪-1.5坪=13.5坪
合わせると 有効床面積は 27坪 になります。
これに、階段の1階踊り場・2階の踊り場・廊下スペース等を考慮すると、さらに有効面積は小さくなります。実感ではさらに2・3坪は小さくなるかもしれません。
お客様が生活するのに必要な面積は、書類上の面積ですか、それとも実際に使用できる面積ですか?
知識4.
一般的な2LDKのアパートの床面積は50㎡前後、分譲マンションの床面積は75㎡~85㎡前後です。
当社のお勧め平屋プランは約80㎡戸建てとマンションとの違い東西南北に窓あり、駐車2台目も無料、屋根裏スペース使用可能、屋根使用可能(太陽光発電設置可能)、隠れ実質借金なし(マンションなら共益費・駐車料等月平均2万円、50年使用なら1200万円の別途出費がかかります。)
「無駄なし住宅」「合理化住宅」の具体化
もう一つは、「住宅の可変性」です。
「住宅の可変性」って、初めて聞く言葉、説明します。
50年使用していただく間に、変わるものは
家族構成
健康状態
この二つに注目して、
1LDK → 2LDK → 3LDK →2LDK →1LDK
変わるものに合わせて、間取り変更ができる家を考えます。
お子様が生まれたら、成長したら、巣立ったら、お客様のライフステージに合わせて、間取りが変わる「可変性」「可変性」の確保で50年間、マイホームを隅から隅まで全部使い切る家
コンパクトな予算・コンパクトな家を、「無駄なし」「合理化」で配分、可変性の確保で使い切るこれが当社の考える家の秘訣です。